チョウモドキ症

チョウモドキ症 Argulus coregoniの寄生
対象魚類 ニジマス、アマゴ、アユ、キンギョ、冷水性淡水魚

原因

甲殻類の寄生虫 Argulus coregoniのニジマス、アマゴ、アユ、キンギョ、冷水性淡水魚等の体表への寄生

温水性の淡水魚のコイ、フナなどに寄生するチョウ(Arugulus japonicus)が知られているが本種のほうが若干大きい。

症状

数ミリから1cm程度の大きさのチョウモドキが体表に寄生し体液を摂取する。
炎症をおこした傷口が水カビ病の原因となることがある。

治療方法・予防

有機リン系殺虫剤のトリクロルホンを用いた薬浴法が知られているが薬事法上認められていない。
産卵期に板を沈めておき卵を回収する方法が有効である。

チョウモドキ症

チョウモドキ

左:雄 右:雌