水産用アンピシリン20%「バイオ」

動物用医薬品 抗生物質製剤

水産用アンピシリン20%「バイオ」はアンピシリン(Ampicillin)を主成分とする散剤である。
アンピシリンは1961年にBeecham社から発表された半合成ペニシリンであり、アミノベンジルペニシリンの別名がある。
グラム陽性菌、グラム陰性球菌、レプトスピラばかりではなく、グラム陰性桿菌にも作用する。作用機序は細菌の細胞壁合成阻害であって、各種細菌に殺菌的に作用する。経口投与により消化管から速やかに吸収される。

包装単位:10kg(1kg×10)/箱

効能又は効果

アンピシリン感受性菌に起因する下記疾病魚類の死亡率の低下 

すずき目魚類・・・・・・・・・・類結節症(Pseudotuberculosis)

用法及び用量

魚体重1kg当たり、1日量アンピシリンとして下記の量を投与する。 

すずき目魚類・・・・・・・・・・5~20mg(力価)

なお、上記の量5~20mg(力価:Biologcal potency)は本製剤に換算すると0.025~0.1gとなり、その計算量を1~2回に分けて配合飼料等に混合した後、餌料に均一に混ぜて5日間投与する。

注意

本剤は薬事法第83条の4の規定に基づき上記の用法及び用量を含めて使用者が遵守すべき規準が定められた医薬品ですので、すずき目魚類については上記の用法及び用量並びに次の使用禁止期間を遵守して下さい。 

すずき目魚類・・・・・・・食用に供するために水揚げする前5日間